「・・・・ヒカルが、・・・また、・・・泣いてる。」
（今度は、後悔していない・・・・・、でも・・）
「ヒカルが、ランティスのこと・・・、想ってる。」
（ランティス・・・）
「ヒカルが、ランティスのこと、想って泣いてる・・・・。」
（またセフィーロに行きたい。行ってあの人に会いたい・・・・。
そう思うのは、私のわがままなのか？）
「ヒカル、また自分を責めてる。私に言った事、忘れちゃったの？
自分のこと、もっと好きになるって・・、そして・・」
『ヒカル、言ったよ。自分の心にうそはつけないって。』
『ヒカル、言ったよ。大好きな人達と一緒に、生きて幸せになりたいって。』
「思いだした？ヒ・カ・ル」
（自分の心・・・・、大好きな人と一緒に、生きて幸せに・・・・。）
「私は、ランティスにまた会いたい。出来る事なら、ずっとあの人の側に居たい。
それが私の願い、・・・・正直な気持ちなんだ。」
「ヒカル、悩んでる。セフィーロに行けなかったから・・
私、知ってるよ。行けなかった理由。
でも、ヒカルは、気がついてないんだね・・・。」
（行けなかったのは、私一人だったからだろうか。それとも・・・
もう、行けないのか・・な。）
「まだ、気がつかないの・・？ あっ・・・！
ヒカル、ヒカル、呼んでるよ。ヒカルの大好きな・・人」
「ランティス！？」
・
・
「ランティス・・・、ありがとう。」
「ヒカル、・・・良かったね。迷いが無くなって。
セフィーロに行けなかったのはね。不安があったから。
自分は会いたくてしょうがないけど、大好きなあの人・・・、
ランティスは、自分に会いたいのかどうか分からなかったから・・・。
今も、自分を好きでいてくれてるかどうか心配だったから・・・。」
「ヒカル、私はまた消えるけど・・
私は、いつもヒカルの中にいるよ。
だって、私はヒカル・・なんだもの・・・・。」
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